森博嗣S&Mシリーズの読む順番とあらすじ

今回は、森博嗣さんのS&Mシリーズ10冊の読む順番とあらすじをまとめます。

作品数が多く、読む順番がわからないという読者の方も多いと思います。

そんな方の参考になれたら幸いです。

目次

S&Mシリーズとは?

S&Mシリーズは、森博嗣さんが作家デビューするきっかけとなった全10冊のシリーズです。

大学の助教授である犀川(さいかわ)創平と、その教え子の西之園萌絵が、難解な事件を見事推理し解決に導いていくミステリー小説。

以降も多数の作品を出版されていますが、このS&Mシリーズが関連しているものが多いので、まずはこのシリーズから読破することをおすすめします。

ちなみにこの「S&M」というのは、犀川(さいかわ)と西之園萌絵のイニシャルから来ています。

S&Mシリーズの楽しみ方

理系ミステリーという新ジャンル

作者の森博嗣さんは元々工学部の助教授をされていたという経歴があり、ストーリーに出てくるトリックにも工学系の知識がふんだんに使われています。

今でこそパソコンは一人一台の身近なアイテムとなりましたが、シリーズの1作目が上梓された1998年に、既に登場人物たちはパソコンを使いこなしていて、時にはトリックに使われていることも。

そのことから、森さんの作品は「理系ミステリー」と呼ばれています。

SFの要素も孕んでいますので、ミステリー好きにはもちろん、SFが好きな方にもおすすめです。

主人公2人の掛け合いにも注目

このシリーズが人気となったいちばんの理由。それは、主人公である犀川助教授と萌絵のキャラクター性にあるのではないでしょうか。

ミステリー小説なので殺人事件も起きてしまうのですが、このふたりの軽妙な掛け合いが良い塩梅にシリアスな雰囲気を中和してくれています。

トリックも面白いけど、このふたりの掛け合いが楽しみで読んでいるという読者も多いのだとか。

ですので、普段ミステリーや推理小説を読まない方でも大丈夫。恋愛小説が好きな方も楽しめるストーリーとなっています。

真賀田四季とは何者なのか

シリーズ1作目の『すべてがFになる』で登場する天才工学博士・真賀田四季。

彼女は今後もシリーズを超えて登場する、森作品には欠かせない重要人物です。

彼女は一体何者なのか?この答えが知りたくて、森作品の虜になった読者も多いはず。

森作品は、基本的にはどの作品も1巻完結型のストーリーとして楽しめるのですが、続けて読んでいくとだんだんと彼女の謎に迫る事ができたり、新たな事実が発覚していく面白さがあります。

シリーズものが好きな方にはうってつけの作品です。

S&Mシリーズの読む順番とあらすじ

出版順にまとめたので、上から読んでいけばストーリーの時系列に沿って読み進めることができます。

起きる事件は基本的には1巻完結型なのでどこから読んでも問題ありませんが、出版順に読むと犀川助教授と萌絵を取り巻く人間関係の変化なども楽しむことができます。

タイトル発売日(文庫版)
すべてがFになる1998/12/15
冷たい密室と博士たち1999/3/15
笑わない数学者1999/7/15
詩的私的ジャック1999/11/15
封印再度2000/3/15
幻惑の死と使途2000/11/15
夏のレプリカ2000/11/15
今はもうない2001/3/15
数奇にして模型2001/7/15
有限と微小のパン2001/11/15

『すべてがFになる』

すべてがFになる

孤島のハイテク研究所で、少女時代から完全に隔離された生活を送る天才工学博士・真賀田四季。彼女の部屋からウエディング・ドレスをまとい両手両足を切断された死体が現れた。偶然、島を訪れていたN大助教授・犀川創平と女子学生・西之園萌絵が、この不可思議な密室殺人に挑む。新しい形の本格ミステリィ登場。

『すべてがFになる』森博嗣著 講談社文庫出版 (1998/12/15)より引用

『冷たい密室と博士たち』

『冷たい密室と博士たち』

同僚の誘いで低温度実験室を訪ねた犀川助教授とお嬢様学生の西之園萌絵。だがその夜、衆人環視かつ密室状態の実験室の中で、男女二名の大学院生が死体となって発見された。被害者は、そして犯人は、どうやって中に入ったのか⁉︎
人気の師弟コンビが事件を推理し真相に迫るが……。究極の森ミステリィ第2弾。

『冷たい密室と博士たち』森博嗣著 講談社文庫出版 (1999/3/15)より引用 

『笑わない数学者』

『笑わない数学者』

偉大な数学者、天王寺翔蔵博士の住む「三ツ星館」。そこで開かれたパーティの席上、博士は庭にある大きなオリオン像を消してみせた。一夜あけて、再びオリオン像が現れた時、2つの死体が発見され……。犀川助教授と西之園萌絵の理系師弟コンビが館の謎と殺人事件の真相を探る。超絶の森ミステリィ第3弾。

『笑わない数学者』森博嗣著 講談社文庫出版 (1999/7/15)より引用 

『詩的私的ジャック』

『詩的私的ジャック』

大学施設で女子大生が連続して殺された。現場は密室状態で死体には文字状の傷が残されていた。捜査線上に浮かんだのはロック歌手の結城稔。被害者と面識があった上、事件と彼の歌詞が似ていたのだ。N大学工学部助教授・犀川創平とお嬢様学生・西之園萌絵が、明敏な知性を駆使して事件の構造を解体する!

amazonより引用

『封印再度』

『封印再度』

50年前、日本画家・香山風采は息子・林水に家宝「天地の瓢」と「無我の匣」を残して密室の中で謎の死をとげた。不思議な言い伝えのある家宝と風采の死の秘密は、現在にいたるまで誰にも解かれていない。そして今度は、林水が死体となって発見された。二つの死と家宝の謎に人気の犀川・西之園コンビが迫る。

『封印再度』森博嗣著 講談社文庫出版 (2000/3/15)より引用 

『幻惑の死と使途』

『幻惑の死と使途』

「諸君が、一度でも私の名を呼べば、どんな密室からも抜け出してみせよう」いかなる状況からも奇跡の脱出を果たす天才奇術師・有里匠幻が衆人環視のショーの最中に殺された。しかも遺体は、霊柩車から消失。これは匠幻最後の脱出か?
幾重にも重なる謎に秘められた真実を犀川・西之園の理系師弟が解明する。

amazonより引用

『夏のレプリカ』

『夏のレプリカ』

T大学大学院生の簑沢杜萌は、夏休みに帰省した実家で仮面の誘拐者に捕らえられた。杜萌も別の場所に拉致されていた家族も無事だったが、実家にいたはずの兄だけが、どこかへ消えてしまった。眩い光、朦朧とする意識、夏の日に起こった事件に隠された過去とは?『幻惑の死と使途』と同時期に起った事件を描く。

『夏のレプリカ』森博嗣著 講談社文庫出版 (2000/11/15)より引用 

『今はもうない』

『今はもうない』

避暑地にある別荘で、美人姉妹が隣り合わせた部屋で一人ずつ死体となって発見された2つの部屋は、映写室と鑑賞室で、いずれも密室状態。遺体が発見されたときスクリーンには、まだ映画が……。おりしも嵐が襲い、電話さえ通じなくなる。S&Mシリーズナンバーワンに挙げる声も多い清冽な森ミステリィ。

amazonより引用

『数奇にして模型』

『数奇にして模型』

模型交換会会場の公会堂でモデル女性の死体が発見された。死体の首は切断されており、発見された部屋は密室状態。同じ密室内で昏倒していた大学院生・寺林高司に嫌疑がかけられたが、彼は同じ頃にM工業大学で起こった女子大学院生密室殺人の容疑者でもあった。複雑に絡まった謎に犀川・西之園師弟が挑む。

『数奇にして模型』森博嗣著 講談社文庫出版 (2001/7/15)より引用 

『有限と微小のパン』

『有限と微小のパン』

日本最大のソフトメーカが経営するテーマパークを訪れた西之園萌絵と友人・牧野洋子、反町愛。パークでは過去に「シードラゴンの事件」と呼ばれる死体消失事件があったという。萌絵たちを待ち受ける新たな事件、そして謎。核心に存在する、偉大な知性の正体は……。S&Mシリーズの金字塔となる傑作長編。

『有限と微小のパン』森博嗣著 講談社文庫出版 (2001/11/15)より引用 

S&Mシリーズの読む順番とあらすじ・まとめ

今回は、森博嗣さんのS&Mシリーズ10冊の読む順番とあらすじをご紹介しました。

作品数が多すぎて、どこから手をつけたらいいかわからない……という時の参考になれば幸いです。

ぜひ、一味違ったミステリーをお楽しみください。

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この記事を書いた人

これまでに何百冊もの小説を読んできました。その中から特に心に残った一冊を、少しずつ書評としてまとめています。

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