お仕事小説おすすめ10選|仕事に行き詰まったときに

お仕事小説おすすめ10選|仕事に行き詰まったときに

仕事。好きな人も苦手な人も、毎日お疲れ様です。

疲れた時、リフレッシュしたい時あなたは何をして過ごしますか?

私はもっぱら本を読んでいます。

家にいながら現実とは別の世界に連れて行ってくれますし、長い休暇を取らなくても1冊読み切るだけで案外リフレッシュできるんですよね。

仕事でうまくいっていない時に何気ない一文にハッとさせられて、凝り固まっていた自分を客観視できたこと。

自分とは全然違う職業に触れて、こんな世界もあるんだなと刺激をもらえたこと。

今回は、そんな経験をあなたにもシェアできたらと思い、お仕事にまつわる小説を10冊セレクトしました。リフレッシュのきっかけになれたら幸いです。

あなたにとっての、良き一冊が見つかりますように。

目次

仕事に行き詰まったときに読みたい、お仕事小説10選

仕事に行き詰まったときに読みたい、お仕事小説10選

今回は、さまざまな職種を描いたお仕事小説を10冊セレクトしました。
へなちょこOLさんあり、出版社で働く者あり、ときには南極で働いている人や、ピアノの調律師なんてお仕事も出てきます。

やる気がみなぎっている人物もいれば、そうでもなさそうな人も登場しますが(笑)
読み終わった後に、忘れていたあの頃の気持ちを思い出したり、一歩踏み出すきっかけになれたら幸いです。

  • 本日は、お日柄もよく
  • 総理の夫
  • 下町ロケット
  • 幸せの条件
  • 銀河不動産の超越
  • ランチのアッコちゃん
  • 羊と鋼の森
  • 海賊とよばれた男
  • 面白南極料理人
  • 舟を編む

本日は、お日柄もよく

かつて、こんなに胸が熱くなるお仕事小説はあったでしょうか。

伝説のスピーチライター・久遠久美との出会いによって、主人公・こと葉が成長していくサクセスストーリー。

もともと自分の思いを口にするのが苦手だったこと葉。なんとなく就職して、そこそこ楽しい日々を送っていたのですが、ひょんなことからスピーチライターの久遠久美と出会い、プロの仕事ぶりを間近で見るうちに、仕事や自分自身と本気で向き合うようになっていきます。

働くサラリーマンの小説はたくさんあるけれど、普通のOLさんが上りつめていくお仕事小説は珍しいのではないでしょうか。

ラストシーンは涙なしでは読めません。ぜひ手にとってみてください。

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総理の夫

総理の夫

物語は、女性初の総理大臣が誕生するところから始まります。ストーリーテラーはタイトルの通り、総理大臣の旦那さん。

日本初の女性総理が誕生したということで、日本初の「総理の夫」となった旦那さん目線で綴る夫婦の奮闘記。

ありそうでなかった設定ですよね。女性の社会進出が叫ばれている今日、女性政治家は増えてきましたが、総理大臣になったことがあるのはまだ男性のみ。

次々と持ち上がる問題・陰謀・駆け引き……夫婦は試練の数々を乗り越えることができるのか?人と人との絆に、心温まるストーリー

先にご紹介した『本日は、お日柄もよく』と同じ原田マハさんの作品です。内容も少しリンクしているので、続けて読むのもオススメ。

下町ロケット

下町ロケット

ロケットの部品を作っている佃製作所。決して大きくない町工場ですが、手を抜かない仕事ぶりと高い技術で業界内でも高い評価を得ています。

そんな時、突然降って沸いた訴訟。内容は理不尽なものなのに「訴えられた会社」という噂が広まってしまい、会社はたちまちピンチに……。

経営者として何とか立て直しを図る佃社長と、従業員たちのプライドをかけた戦いが始まる。

利益を取るか、夢を取るか。思い悩むサラリーマンの姿に共感を覚える人も多いのではないでしょうか。

仕事への情熱、向き合い方を改めて考えさせられるお仕事小説。ぜひ手に取ってみてください。

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幸せの条件

幸せの条件

恋も仕事も中途半端、片山製作所勤務の「役立たずOL」梢恵に、ある日まさかの社名が下されたー単身長野に赴き、新燃料・バイオエタノール用のコメを作れる農家を探してこい。行く先々で断られ、なりゆきで農業見習いを始めた24歳に勝算はあるか!?

『幸せの条件』誉田哲也著 中公文庫出版(2015/8/12)より引用

小説の題材は「日本のエネルギー自給率と農業の人手不足

堅苦しく聞こえますが、主人公は農業ど素人のOLさんなので詳しい解説が入ります。読者もおいてけぼりになることはありませんので、ご安心を。

環境問題や日本の農業の実態がストーリーにからめてあるので、読み進めるうちに自然と勉強になりました。

過酷な環境の中でもプライドを持って働く農家の人たちの姿に、胸が熱くなること間違いなし。

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中央公論新社
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銀河不動産の超越

銀河不動産の超越

気力と体力不足の高橋が、やっと職を得たのは下町の「銀河不動産」。頑張らずに生きる——そんな省エネ青年を訪れる、奇妙な要望をもったお客たち。彼らに物件を紹介するうちに、彼自身が不思議な家の住人となっていた……?

「幸せを築こうとする努力」が奏でる、やさしくあたたかい森ミステリィ組曲。

『銀河不動産の超越』森博嗣著 講談社文庫出版 (2011/11/15)より引用

ひょんなことから豪邸に住むことになってしまった不動産勤務の高橋。

省エネモードであまり人と関わらないで生きていきたい高橋ですが、その豪邸に住み始めてからというもの、不思議と彼の周りには個性的な人たちが集まってくるようになって……。

そんな人たちとの関わりの中で、ほんの少しずつ変化していく彼の胸中に注目です。

一風変わった物語のようで、実は人の一生をリアルに描いたような作品にハッとさせられること間違いなし。

少し変わった小説が読みたい時におすすめ

ランチのアッコちゃん

ランチのアッコちゃん

地味な派遣社員の三智子は彼氏にフラれて落ち込み、食欲もなかった。そこへ雲の上の存在である黒川敦子部長、通称“アッコさん”から声がかかる。「一週間、ランチを取り替えっこしましょう」。気乗りがしない三智子だったが、アッコさんの不思議なランチコースを巡るうち、少しずつ変わっていく自分に気づく。

『ランチのアッコちゃん』柚木麻子著 双葉文庫出版 (2015/2/14)より引用

全4話の短編からなる、働く大人たちを描いた物語。

彼氏にフラれた派遣社員、自分を偽ることに慣れてしまったOL、仕事一筋の社長……さまざまな「働く人」が登場しますが、みんなどこか不器用で、人生につまずいています。

ちょっとしたきっかけで、いつでも人生は変えられる。心に沁み入るヒューマンストーリー。

1話50ページ程度の読切型なので、一気に読む時間がなくても大丈夫。眠る前のほんのひとときにリフレッシュできちゃいます。

仕事に追われる毎日に少し疲れてしまった時、本書を手にとってみてください。自分を見つめ直すきっかけをくれるかもしれません。

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羊と鋼の森

羊と鋼の森

ピアノの調律師・板鳥との出会いによって、自らも調律師を目指すことにした外村。

板鳥と同じ楽器店に就職するものの、なかなかコツが掴めず苦戦します。

「音色を調整する」という正解のない仕事を通して、どこに軸を持てばいいのか、何を大切に考えればいいのか模索していくストーリー。

お仕事小説なのですが、物語全体に漂う静かで穏やかな空気に心が癒されていくのを感じます。

眠る前のほんのひとときに、美しい描写をじっくりと楽しんでみてはいかがでしょうか。
ぜひ手にとってみてください。

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海賊とよばれた男

海賊とよばれた男

戦争が終わった——。文字通りすべてを失った日本で、1人の社員もクビにせず会社の再建を図った男の半生を描いた物語。

この物語に登場する男たちは実在した」本書のはじめに、こんな文言があります。

そう、本書の主人公である国岡鐡造は、石油を取り扱う出光興産の創業者・出光佐三さんをモデルに、史実に基づいて描かれたそうです。

戦前より石油販売の会社を経営していた出光さん(作中では国岡)。終戦後はその石油を手に入れることすらままならず、開店休業の状態から物語はスタートします。

そこから一代で、誰もが知る大企業に成長させるまでのサクセスストーリーなのですが、これが実際に起きたことなので驚きです。

戦後の激動の時代を生き抜いた男たちの、壮絶なドキュメント

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面白南極料理人

面白南極料理人

ウイルスさえも生存が許されない地の果て、南極ドーム基地。そこは昭和基地から1000kmかなた、標高3800m、平均気温−57℃、酸素も少なければ太陽も珍しい世界一過酷な場所である。でも、選り抜きの食材と創意工夫の精神、そして何より南極氷より固い仲間同士の絆がたっぷりとあった。第38次越冬隊として8人の仲間と暮した抱腹絶倒の毎日を、詳細に、いい加減に報告する南極日記。

『面白南極料理人』西村淳著 新潮文庫出版 (2004/10/1)より引用

南極観測隊。ご存知ですか?名前だけはなんとなく聞いたことがありますよね。私もその程度でした。本書は実際に南極観測隊として従事された海上保安官の方が、南極で過ごした1年間をまとめた新感覚のお仕事小説。

著者の西村さんの軽妙な文体がとっても読みやすく、過酷な労働環境さえも笑い飛ばしてしまうハートの強さには圧巻です。

南極観測隊って、どんな仕事をしているんだろう?そもそも南極ってどんなところ?好奇心の赴くままに、ページをめくってみてください。

世の中にはいろいろな仕事があるのだな……と新たな発見に出会えるはずです。

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舟を編む

舟を編む

国語辞書をつくる人たちの苦労と喜びを描いたストーリー。

出版社の中でもあまり目立たない“辞書編集部”。1冊つくるのに膨大な時間と資金が必要なことから、ろくに人材も回してもらえずイマイチ活気のない様子……。

そんな時、営業部から異動してきた主人公・馬締の存在が、辞書編集部の空気を変えていきます。

辞書作りに全力を注ぐ者、仕事との向き合い方に悩む者……さまざまな人たちが触れ合い、悩みながら辞書づくりに励む姿に胸を打たれること間違いなし。

今の仕事が楽しい人も、正直あまり向いてないなと思っている人も、明日からまた頑張ろうと思えるお仕事小説

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仕事に行き詰まったときに読みたい、お仕事小説10選 まとめ

今回はさまざまな「働く人」が登場する小説を10作品ご紹介しました。

仕事への取り組み方・考え方は人それぞれですが、自分とは違う考え方に触れることで気づきや学びになるかもしれません。

あなたのリフレッシュのきっかけになれたら幸いです。

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この記事を書いた人

これまでに何百冊もの小説を読んできました。その中から特に心に残った一冊を、少しずつ書評としてまとめています。

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